前ページからの続きです。
座敷の天井で釘仕舞いも終えたので屋根裏に出入りした
床の間天井も張り替えが完了しました。
目透かし天井板なので割合せ寸法が竿ブチ天井板と違って
均等割りできず中央の巾が大きく、両端は狭いので見かけは悪いです。
撮影角度の関係で右と左の巾が違うように見えますが
・・同じです。
そして床差し伝説の回避を徹底的に気にするのでしたら
張る方向は90度変える事も可能ですがパス。
ここでは開口部を設けて実用優先とし床差しの方向性は無視しました。
押入の天井から屋根裏に出入りするのは押入収納物が
ビッシリ詰込み状態なので無理気味です。
押入れ以外に別な改め口を設けてほしいとの御希望も有り
床の間天井の最後の一枚は仮入れ込みで半固定としています。
竿縁天井板の張り仕舞いなら、石などの重しを乗せて
置くだけも有りますが
目透かし天井板は大き過ぎるのでタワミが出ますので
差し込み、やり戻し式にして
簡単には浮かないようにしています。
これで天井裏へ入る必要が有っても点検出入りは簡単になります。
これにて目透かし天井の張替は完了します。
もう二度と雨洩りする事もなく解決したので
御客様も大変喜ばれていました。