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介護予防工事で安くできるのにあえて利用しなかった事例2手摺取付

介護保険を利用できるのに担当者の接し方に不満を持ち

拒否して自費を選択された手摺取付の事例です。
 

担当者の接し方に不満を持ち拒否して自費を選択したのは

反面営業担当者からは学ぶ処が大きいです。(^_^;)

 

当然・・他人事ではなく自らも戒めるベき実状です。

 

おそらく反面営業担当者は、その重大性を解っていないと思います。

 

それは公的機関からの給与制なら我が身の報酬変動には、

なんら影響が及ばないからです。

 

建前では意識している表現は周りには示せますが・・

本音の部分では緊迫感は持っていないでしょう。

 

この辺りが触れたがらないタブーの領域です。

立場が変われば誰しも成りがちです。たらーっ

 

普及タイプの手摺に関して、最近では端のブラケット金物は、

ほとんどが曲がり仕上げが標準です。

すべての場合ではありませんが第一の理由では

手摺棒の端がキャップをしていても

突出していれば要介護者のパジャマの袖の中に

突き刺さり引っ張られて
思わぬ転倒事故になるので、その回避策の為です。

これはドアの取っ手がレバー錠などでも同じで、

進行方向や袖口の状態ではパジャマの袖の中に突き刺さり

思わぬ転倒になる事があります。

横曲りのブラケットはシンプルで左右の勝手違いもなく

縦も横も簡単に取り付けられますが
縦型で取付は問題なしですが単なる横曲り水平状態で取付は

耐久性には多少問題有りです。
手すり?.JPG
上から下への強い負荷が掛かると下向きに外れる可能性が有り、

腕フレームが無ければ弱点となります。

不特定多数の人が上から下向きに体重をかけて使用する場所なら

単なる水平横曲りは長持ちしません。

しかし、この現場では御夫婦二人だけの使用で小柄な方なので

大きな負荷は掛かりません。

それらの違いも説明の上で部品コストの節約と

シンプルさを優先にしてこの形で取付決定。

水平の横曲がり取付には弱点が有るので、せめて取付の時は

最大限にビスの利きを求めます。

基本的な施工要領としては常に下穴あけは必要です。

 

それを面倒くさがりインパクトドライバーの強力タイプで捻じ込むと
パワーが有り過ぎてビスが破断して折れたり頭を潰してしまいます。
手すり?.JPG
途中で止まり沈める事も抜く事も、ままならない大失敗を起こしがちです。

 

本職でやるなら何時かは体験し身をもって色々な損失を体感します。

 

・・が、それは現場では損益です。

 

それらは想定リスクなので、

あらかじめ損失にならない練習体験がとても有利です。

 

現場での想定リスクに、なるべくしてなった損益と

回避策の投下コストとは・・

大きなギャップとして色々な結果が潜んでいます。


特に上のビスが強度的には重要です。

 

極端に言えばビスの本数が足らずに臨時で仮止だけする場合は
三本の内で上の一本だけでも、臨時的には、かなり持ちます。
手すり?.JPG
下のビスを先に丁寧に止め、上のビスが破損し、本数が足らず

後から捻じ込むつもりの仮付け引き渡しは危険。

そんな仮止なら、全体を外して手摺を使えないようにした方が安全。

 

ヘタな仮止取付はしない方がマシです。たらーっ