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増改築5-3(構造と下地02)

前ページからの続きです。


筋違い材の取付と同時に柱材などを固定します。

最近はプレート金具をビスや釘止めが主流になり

下記に示すカスガイは稀です。
 

条件によっては、以下のようなカスガイ程度で良い場合も有ります。

 

昔は色々なカスガイが使われました。

当時は丸・板状・三角・四角・・など線材が主でしたが

近年では金属プレート類のビス止めが主流です。

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この現場では三角断面のツライチと云う名称の物が

一時期は流行で使用しました。

叩き締めると丸型よりも木材に沈み込み

ツライチになり易い形状でしたが・・今、見ると、ひ弱い。

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柱面に仕上材を直張りする場合はカスガイの厚みが出っ張ると

支障が有る為に先にノミで欠き込み加工が必要な時も有りますが、

掘り込みをパスしても、この三角タイプは沈みやすく便利でした。
 

しかし耐震応力が必要な緊結部分は最近の金属プレートが必要です。

当たり面が広くなり厚みも薄くなり全体を掘り込む必要も無く

取付が容易になりました。
 

外壁においては通気性を優先にする納まりが多い為に

柱に直張りは無いような、まだ有るような・・微妙です。

外壁の耐震応力を面材の直張りで補いたい場合は

やはり柱面に直張りが有力ですね。

下図は編集加工で斜め端がカットされています。

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屋根、軒先の出は道路側なのでトイ先仕上がり寸法を考慮して

控えめに設定しています。

いよいよ開口部の枠作りに進みます。

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アルミサッシ取付予定で開口廻りの下地枠も取り付けて

次に続く。