電池式や100V電源式などのチャイムが鳴る時と鳴らない時がある場合は
本体の電池を取りたり本体が壊れていたら取り替えたりすると解決する事が多いです。
しかし・・新品の電池や本体も取替えたのに、鳴らないなど、まだ不調が続く場合は
単なるスイッチの接触不良かも知れません。
そんな時は外部の押しボタンスイッチを調べれば解決するかも知れません。
まずは旧式タイプのほうが分解しやすく修理が簡単な事があります。
ちなみに下図は近年のタイプで押し釦の色は赤色で、 このタイプは密閉されており
押しボタン接点の接触不良か?調べる為の分解が困難です。
下図はスイッチの色が違いますが中の構造は、ほぼ同じです。
しかし・・裏側から開けようとしても、簡単に内部が見れません。
近年のは簡単に壊れたり接触不良にはなりにくいので開けられないのかも知れません。
ところが40年以上も前の旧式タイプの押し釦スイッチは分解が可能です。
不調の状態は強く押すと鳴る事が有りますが、とても不安定な鳴り方が続いており
本体ごと交換か?・・と思いがちですが、意外と簡単に解決する場合が有ります。
まずカバーの外し方は下から、わずかに見える溝にマイナスドライバーの先を入れて
慎重に左右や縦横に、ゆっくり動かしてみて下さい。うまく行けば外れます。
壊れず無事に外れると、↓こうなります。
古ければ樹脂が劣化しており壊れやすいのを覚悟で行ってください。
古いプラスチィク部品の修理は壊れるモノと思い挑んで下さい。
上手く行けば儲けものです。自宅での我が物でなく他人様の物を触る時も
最初から壊れる可能性が高い事を最初に持ち主の方に告げておくべきです。
劣化が激しい場合は表面が脆く粉が吹いていれば触っただけで壊れます。
表面を指で粉が着いたり色が変われば劣化しています。
カバーを開くと内部に金属の接点が見えます。
黄色の○印部分が押されると重なり接触します。
ここだけを拡大して、よく見ると・・油汚れやゴミやススみたいなものが付いてます。
この接点の汚れを拭き取るか?削り取るか?の処置をします。
例えばカッターナイフの刃先などで削り取るのも早いです。
アイスピックの先やキリ、針の先などでも可能です。
紙やすでも良いですが汚れに脂が付着していたら先に
シンナーやベンジンなど揮発系の溶剤で粗拭きが必要。
相手側も同じように汚れを拭き取り接点をケガキ研磨し通電しやすくします。
手荒く触ると壊れますが丁寧過ぎず恐れ過ぎず対処してみて下さい。
この現場では一発で直りました。とても反応が良くなり快適になり解決しました。
今回は電池式のタイプで安全でしたし問題が起こらない条件での参考例でした。
この程度でしたら自力で可能な場合が多いかも知れません。
それでも、たえず何かのリスクが潜む場合も有ると思いますので
自力対処の場合は慎重にトライして下さい。
最近では無線式で安価な物が普及していますので、あまり無理をして
直さなくても新規に便利なタイプに取替えした方が良い場合も有ります。
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