古い木製の波板屋根を撤去し
アルミテラス(アルミルーフ)の取付例です。
屋根の軒裏との高さが30cm程度あれば作業時に
人の頭と上腕が入り屋根パネルの押えバーを
上からビス止めの普通納まりが可能ですが狭いと
上止め式の場合はビス止めに手が届かず非常に困難です。
特殊工具と時間を掛ければ15㎝程度の隙間が有れば
施工は可能ですが施工時間が、かなり増します。
今回の例は本体材料は支給で最初から作業スペースの狭さを考慮して
下止め式タイプを手配してくれましたが
過去に自前で取り扱った三協タテヤマの旧タイプは
屋根板の入れ代が大きいバー材をビス止め使用でしたが
今回のリクシル、トステム系での納まりは
入り代の少ない押えビートで下止め式だったのを
十分に理解せず着手の為、
フレームを組み立ててから屋根板を入れ込むのは困難な納まりでした。
上からと下からそして斜めから・・と
あらゆる方向から入れ込みを試みましたが無理でした。
上や下の空きが多ければ湾曲させて無理やり入れるのは可能でしたが
屋根の軒裏が近くに有り狭くて下止め式を選択したので当然の事でした。
上の空間を利用して大きく湾曲させられるスペース自体が無いのを、
おろそかにしていたのです。
結果論では、やはりフレームの組立をしながら
端から順次屋根板とタルキ部材を組み込むのがベストでした。
他の納まりは過去に経験した上止め式とまったく同じだったので
マニュアルを確認せずに組立てましたが結果的に一部分を
バラシしてムダな手直しで、手戻りが必要になりました。(^_^;)
その他、微妙にビス部品内容が改善されており半年前に経験した
他メーカーの同系統類とは多少変化しておりました。
製造メーカーも刻々と日々、製品改良に取り組んでいると見られますので
やはり経験済みの似たようなタイプでも
取り説は、その都度見てから取りかかるのが賢明です。(^_^;)
各種の機器など取説・施工マニュアル資料は1~2回程度の
棒読みでは把握しにくく3回目頃に理解かも?。