前ページからの続きです。
そろそろ終わりの工程に入りました。
すでに打設が終えた一層目の捨てコンクリートは
仕上予定高さから2~3㎝程度の厚みで下げています。
二層目となる今回の仕上げモルタルを塗れる厚さの
範囲で仕上塗りです。
モルタル仕上の要領段階としては
①粗塗り→②定規均し→③コテ均し
④時間待ち→⑤コテ再均しが前半の工程。
その後、一時間程度、待って水が引いてから
⑥コテの中間均し→⑦コテ押え粗均しが中間段階です。
その後、沈下やフワフワ感や水気が全く無くなってから
硬化する直前に
⑧コテ押え最終仕上で完了です。
モルタル塗り作業全般に言えますが・・
コテ均しのタイミングは・・
早過ぎず!→遅過ぎず!が共通のコツです。
要するにモルタルの性質・癖を知り変化に合わせて
対応する事がスムーズに納まりやすいです。
実際に色々な場面と状況で触って見て
変化を体感すればコツは解ります。
相手のモルタルが、こちらの希望に沿うように
言う事を聞いてくれる接し方で成否が左右されます。
まるで、とても個性の強い人間相手のようです。(^_^;)
モルタル仕上後はネコなど動物は縄張り主張の為、
自分の足跡を付ける習性が有るのでペット歩きには注意。
この段階で雨降りなどに遭遇して洗い流されたり、
強風で落ち葉やゴミなどが付着して仕上がりが悪くなれば
手直しは大変です。
土間コンクリート施工などは天候異変には特に注意が必要です。
後はレンガ敷きの目地などダメ仕舞いとなります。