物置の片流れスレート屋根を塗装した事例です。
古い小波スレートの屋根ですが塗装する前には
コケ取り処理が必要。
高圧洗浄機で水洗いすれば良いですが乾式工法の即日仕上げで
低コスト予算など色々と事情が有り手作業の
乾式ワイヤーブラシ棒擦りでケレンしてから
剥離ゴミ掃除の表面処理です。
水上から水下へ擦りながら埃も掃き掃除しながら
近隣に飛散しない様に異物処理をします。
埃が出ないような工程が終わり
水上の水切り板金被せを油性塗装で先行塗りします。
次にスレート屋根材にシーラー下地塗りをしてから
1時間ほどで乾いたら水性塗料で仕上塗りしました。
スレート素材は、やはり吸い込み度合いが激しく
塗料ネタが思ったよりたくさん消費します。
見た目の平面積に波板断面形状の延び率を換算した実面積で
塗料の必要量を見込んでも吸い込みロスがとても多く
塗料の必要量は不足気味となりがちです。
なんとか仕上塗りの最低回数は達成しましたが
少し下地処理が不足で無理気味の感は有りました。
やはり水洗い洗浄後に一日放置し下地シーラー塗布と
仕上塗りで更に一日の延べ2日工程が無難です。
特に下地シーラー塗りは念入りに施すのが重要。
この下地工程を雑にしてしまうと耐久性が大きく異なります。
以上で簡単ですが塗装の参考例は終えます。