前ページからの続きです。
下地処理からの続きで、いよいよ仕上塗り。
御客様が量販店で買ってこられた塗料材。
手順としてはネタを事前に撹拌する事は絶対に必要です。
中身は沈澱しており塊りなどでムラになっています。
粘度や色むらの違いが大きいので攪拌が必要です。
塗り手順も上部から下へなど塗り逃げする必要が有り
コースや順番が大切です。
棟包みの板金部分を油性塗料で先行塗りしておきます。
後からは効率が悪く不利です。
その後に地塗りは板金の際をハケ塗りで先行しておき
後はローラー塗りが有利です。
やってみれば分かりますが高所作業で屋根勾配の不自然な体制での
作業は少しの工夫や能率の違いで疲労度や難易度合い又は
危険度などが大きく変わります。
軒先廻りから仕上塗りしながら上から下へ上から下へなど
最後の降り場所へ向かい塗り進めます。
仕上塗料のネタ量と施工面積の割合を計算しながら
希釈率と塗り重ね度合いで調整します。
この判断をせずに成り行き塗りするとネタは、ほとんどが余ることは無く
不足気味となりがちで塗り残しになってしまい
再度ネタ塗料の調達が必要となり不経済です。
同種の追加塗料が手に入らない場合は色つやなどが合わないなど、
とても残念な結果となります。
必要な塗料ネタの数量確保は二割以上の割増を見込、
準備しておく必要があります。
これで御客様の日曜大工予定変更で代行お引き受けで
屋根塗装の現場出張、支援例は終了します。