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さび止め処理まで進めばかなり安心します。
この下塗りの状態だけでも防水性は改善されていますので
雨洩りは回避できます。
あとは耐久性を高める為に上塗りします。
金属製下地への塗装は材料や施工方法も多種多様があります。
速乾性で表面硬度が高い塗料は良い面もありますが
収縮が激しく下地素材と剥離して表面が浮いたり
クラックが入る事もあります。
乾きは遅くとも柔軟性のある旧来の塗料が表面強度は弱いですが
剥離リスクは少ないようです。
施工前の錆びだらけだった状態からは、
かなり良くなりました。
このような薄くて錆びかけた瓦棒板金葺きなど
不安定になりかけた素材には普通の油性系が無難。
仕上塗料にはボイル油を混ぜれば
かなり仕上の艶も出て良くなります。
吹き付け塗装よりは刷毛とローラー塗りの方が
手間はかかりますが付着力は増します。
以上で屋根塗装の修理例は終わります。