前ページからの続きです。
いよいよ最終ページです。
外壁のモルタル下地塗りとして昔はアサギ土を配合した
モルタルでしたが今は発泡サンドの下塗り材が主流。
左官工事でモルタル仕上げの要点は各場所に相応しい
埋め込み定規を使用するのが重要。
出隅用や下場用、又は見切り用など納まり場所の条件により
形状やサイズなど各種の選択が必要。
窓廻りはアルミサッシ枠の出代が有れば突き付け納まりになるので
定規は不要ですが雨戸付きサッシなどば下枠の裏に水捌け穴が有り
サッシの出が少なければモルタル厚さで被ります。
その場合はモルタルで塗り込んでしまっては
雨洩りの原因になるので注意が必要。
埋め込み樹脂定規は防水紙を張る後が通例ですが
納まり条件によっては一律ではありません。
しっかり固定し過ぎると歪んだり曲がったりして
通りが悪くなりやすいです。
慣れた左官屋さんは簡単に仮止めし塗りながら
途中で上手に修正しながら通りを出します。
定規の取付が上手く決まった後に下地塗りは
比較的、容易な作業となり決まり易くなります。
上の画像は下塗り完了後。2~3日以上の間を置き
軽量モルタルなどで仕上するのが通例です。
この下地塗り後の仕上はモルタル刷毛引き仕上で、
さらにその後は養生、乾燥期間を置き塗装仕上の予定。
この後や仕上画像はアップ無しです。
簡単な内容でしたが(浴室・洗面・トイレ)の増改築事例は終了です。