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雨洩り工事5−4(折板ルーフの難解な修理)

前ページからの続きです。


屋根表面の納まり不良での雨洩り原因の補修も終え

下地処理などコーキングを終え塗装前の処置は終了。

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余計な付着物を除去して防水ピッチの色違いはOP塗装で

一部の補修仕上ですが見た目も良くなりました。

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最初に見た余計な処置でゴタゴタしていた部分も無くなりスッキリ。

後日雨洩りテストも試して洩れない事を確認してから

内部の補修に着手。

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いよいよ室内の補修へと移ります。

雨洩り跡の天井板を剥がし屋根裏状況を再確認。

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屋根裏から見れば折板ルーフの納まり欠陥が明らかです。

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折板ルーフの巾足らずで納まり不良を改めて見直すと

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水切り板金も少し逆勾配気味で水の切れは元々悪い。

 

幅広の水切り板金は下地木材も無く裸で取り付いています。

 

こんな状態で取り付けてあるのを↓直に見れば板金の上を

ウッカリ歩いたら陥没するのは明らかですね。

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折板ルーフの巾足らずで大きな隙間空きの端部も

継ぎ足さないなら、せめて端は折り返しの曲げ加工をして

水返しの立ち上げを1cmほどでも付けていれば
雨の吹き込みはかなり防げたはず。

この納まり不良を外部からコーキングすると水の切れが悪くなり

余計に悪くなるので天井張替え時に内部から

コーキングすれば、さらに改善されます。
 

内部の雨洩りによるシミ跡部分の合板は剥がして張替え。

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枕棚も取付戻しして内壁合板も一部を張替補修で

この部分に関する雨洩り対処は完了。

下図は編集加工で斜め端がカットされています。

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しかしこの場所以外にも雨洩り部分が有るとの事で

再び別場所の対処へ進む事になりました。

この建物自体が折板ルーフの屋根納まりで問題となる所が露呈し
やがて弱点となり雨洩り原因となった事例に続く。