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いよいよ床梁の取付です。
梁受け用の側板を先付けしてから床梁を大入仕口に差し込み
引きボルトを既存の柱、外面まで通して引付けます。
既存の柱は三寸(約9㎝以内)程度で細く、
長さが約4mほどです。
ヒョロ長い建ちで吹き抜け状態では、とても不安定でした。
梁受け用の側板を中間付近に取り付ける事で
帯を締めた感じで建物の強度が増します。
中二階の根太は沈めて落とし込み、さらに
一階の天井野プチとも兼用使いとなります。
床梁は化粧で見せます。
これで一階の天井高を目の錯覚で高く見えさせます。
天井仕上は経済的な厚さ9㎜のジプトンボードの予定です。
床梁との付きを簡単にする為に溝シャクリ加工をしています。
この付近は↓階段上り口の吹き抜け部分です。
この付近は↓二階の階段、取付予定です。
アルミ梯子がかかっている位置で階段が取り付きます。
よって踊り場の位置決めと階段掛けを兼ねた
梁受け用の側板を先行して取付済みです。
この付近の床ネダを取付る途中です。
梁受け用の側板は既存の柱に直付けすると
柱の面には出入りが有り通りが悪いので、
引っ込み部分はパッキンで浮かせたり出っ張り部分は
少し切り欠いて沈めたりして直線決めします。
内壁下地の厚みなど見込寸法を含めて内壁仕上予定である
プリント合板の厚みで小穴シャクリも下場に加工しておきます。
これで後の仕上工程が、突き付け仕上やヒモ縁打ち仕上よりも、
やり易くなる為の先行、加工処置です。
次に進みます。