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古家改造1−9

前ページからの続きです。


下地も、ほぼ終えて最終仕上げの段階へと入り

ガクブチ作りの事例です。

化粧ガクブチの素材に積層材はあまり好みで無いのですが、
この当時はペルポックの積層板が普及していましたので
ローコスト予算の場合は多用しました。

加工性はけっこう良かったように思います。

但し製造元の品質基準次第でかなりバラツキがありました。

値段だけの問題でも無く仕切り値が安くても素材の安定と

積層の接着度合いも塗装の仕上がりも良く

満足いく物が結構ありました。

しかし仕入単価が高くても樹木の目や硬さ加減も接着性も

バラツキが有り割れやすく狂いやすい、扱いにくい物もありました。

その時の仕入れ時の当たりハズレで大きく左右されます。

今でもその条件は替わりません。

古家の化粧枠は出入りが激しく仕上巾が、まちまちで

多種寸法になります。

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巾広の長尺材を現場で引き割り木取りするのが

素材の節約に繋がります。

プリント合板やその他の入れ込み厚さに応じて

溝シャクリ加工をして事前加工をします。

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これで各所に使い分けします。

積層材は木表、木裏の判別などを、
あまり意識しなくても使用できる事が気楽な所でしょうか。

次に続く。