階段の上がり口の床は二階から降りて来て体重が加わり
集中荷重で傷みやすい所です。
上がり鼻の床板はもちろんですが階段のケコミ板が薄いと
同じく剥がれたり歪んだりします。
床のフワフワ状態が根太自体も弱くなり全体が落ちそうなら
部分的な補修では無理です。
床板を剥がして根太材も入れ替えたり追加で補強したり
根太掛けも受け直しや補強をします。
この辺りは、ある程度の経験、知識は必要ですが未経験者でも
見た目で何処に補強が必要なのか?は、ほぼ解ると思います。
止め方などは基本ノウハウで定例化した有効策がたくさん有ります。
それらを羅列しても現場の状況毎に必要性が異なりますので、
ここでは表示しませんが、又の機会にアップできればと思います。
この現場では階段の一段目、ケコミ板が薄いベニヤ板で
フニャフニャだったので12㎜合板に取替補強し
二~三段目の剥がれかけていた部分は階段の裏から
当て板でビス止めし補修。
床板を張る前にケコミ板の補修を優先しないと後からは
施工困難なので手順は考慮します。
一部だけ張替えは床板の柄違いになるのは、しかたが有りません。
切断位置で色、柄が合わなくともピタッと付ける繋げ方が問題で
基本ノウハウが必要です。
これも現場毎の条件によって様々なので2~3例だけ表示しても
他に通用するか?は様々なので今回はパスします。
この作業例は大工工事だけの分野で終えられます。