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サシガネ3/3裏目などの参考例

住まいの困り事解決、修理などには基本用具とされるサシガネの続きです。

 

表目の寸法表示は・・と、私が言いやすく書き慣れた

[寸法]と言う表現のの字を使うのは、時代遅れかも知れません。

 

表目の[目盛り]表示と言い表す必要があるかも知れませんが

もはや染付いていますので、なにとぞ御容赦願います。

 

表目の[目盛り]表示は㎜単位が標準で現場でも頻繁に使用します。

 

稀に裏目なども必要になったりしますので、表示が有るサシガネなら

とても便利な事が有りますので参考の為に掲げます。

 

最近は裏目表示されているサシガネは注文して別に取り寄せしないと

常時、在庫の通常販売品目には、していない店が多くなりました。

 

長辺(長手?)の裏側で外側に表示されている俗に言うウラ目の(角目)です。

 

呼び名はスミメか?カドメか?解りませんが裏目(ウラ目)と呼んでいました。

 

下図は↓端の方に30と書かれていますが30㎝の実寸では有りません。

表目では423㎜付近の位置です。

サシガネ(基本技能)?裏目?角目.JPG

この表示は表目の実寸×1.414210356(平方根?)を換算した目盛りを表示しています。

 

途中で表示されている数値は10なので10㎝と間違う事も有りますが実際は141㎜有ります。

サシガネ(基本技能)?裏目?角目?1.41倍.JPG

頂点?が90度の二等辺三角形の底辺で別の例では

真四角の対角線の事で角型に対して45度の斜辺を表す目盛りです。

 

用途で示す方が理解しやすいので後で参考例を掲げます。

 

長辺の裏側には、もう一つ別の用途があり

巾の内側には俗に言う丸目と呼ばれ表示が、されています。

 

特に板金屋さんが板金のトイやダクトの丸パイプなどを

作る時には必須の表示です。

サシガネ(基本技能)?裏目?丸目.JPG

具体的には丸い形の直径付近に直接当て測れば

換算されている表示目盛りを読み取れば・・

円周として必要な、おおまかな長さが一発で解る、すぐれモノの表示です。

 

直径の実寸×3.14(円周率)の答えを目盛りで拡大して表しています。

これも用途は後で参考例を掲げます。

 

まずはウラ目の(角目)を実用する時の参考例です。

 

例えば丸い筒の中に四角い物が入るサイズは何ミリ角がピッタリか?

の問題には直径を表目の実寸で測り計算で表す事もできますし

数値的には計算法が正確ですが・・

計算を、まったくせずね見た目で粗方の判断が可能です。

サシガネ(基本技能)?裏目?角目?直径.JPG

ここの例では↑、表目の実寸は約70㎜となっています。

・・が、表目ではなく反転、裏返しにして、

いきなり裏目の(角目)を直径に当てます。

 

そこで下図で↓見た目の表示目盛りが約50の位置で有る事が目に映ります。

これだけのパット見だけで

「50㎜の角材がピッタリ入ります!」と即答できます。

サシガネ(基本技能)?裏目?角目?裏目の読み取り.JPG

実際に表目で50㎜の角材が想像できるような当て方をすると・・

確かにピッタリで入ります。↓

大き過ぎす小さ過ぎずの納まりだと確認できます。
サシガネ(基本技能)?裏目?角目?内接の角材寸法.JPG

とても便利です。

・・しかし厳密には見た目だけは精度に欠けます。

 

そして、サシガネを使えない、もっと大きな物が対象なら

誤差も大きくなります。

 

そこで、やはり計算式でないと本当にピッタリで

正確な数値を求めるには、この裏目の(角目)での

見た目だけでは限界があります。

 

この角目は家を建てる時の構造材で45度の角度で取り付ける

火打ち梁や方杖材の取付位置や仕口加工の表示墨付け作業では

定番、必須手法となります。

 

それでもサシガネ使用だけでは長い距離や

表示が何メートルの大きさには正確さでは限界が有ります。

 

サシガネだけでは不正確な対処の場合は、

やはり計算での対応が必要となります。

 

そこで初めて中学生の頃に数学授業で習ったはずですが

当時は自分の将来において必要か?どうか?解らなかった

三角法(ピタゴラスの定理)が現実問題として

必要だったのが私の場合は改めて気付かされたのです。

 

当時、勉強に励みテストの点を意識する必要性は、まったく

浮かびませんでした。・・が、

 

いい歳して日給、月給に直接響く必要な知識の一つとして

ハッキリと色々な影響を及ぶ事をしてからは必要性を自覚できました。

 

面白いモノで、ある事、時を境に、にわか勉強が始まり

色々な相乗効果を覚えるようになり円周率が・・どうの、こうの

・・も、サシガネをいじっていると角目の近くに有る丸目も

目に付き、気になり、それとなく調べているうちに知らぬ間に

必要性と関係性や色々な仕組みが繋がり理解しやすくなりました。

サシガネ(基本技能)?裏目?丸目.JPG

丸目などは大工さんよりは板金屋さんは昔から使われていたはずです。

 

例えば、この丸い樹脂の丸キャップの円形を差し込む円筒状の

パイプを板金で作るには最低、何センチの幅が必要か?などです。

 

表目の実寸で直径を測ると↓約70㎜なのは目で見て、すぐ解ります。

サシガネ(基本技能)?裏目?丸目?直径.JPG

要するに、直径×円周率(3.14)なので・・暗算すると・・えぇ~と・・

約70㎜×3.14は・・暗算すると・・えぇ~と・・えぇ~と

・・など、と悩む間にウラ目の内側に表示されている

丸目表示を直接、現物の直径辺りに当てて

すでに換算された目盛りを↓読み取ると・・

サシガネ(基本技能)?裏目?丸目?円周?.JPG

約、24㎝当たりの目盛りで有る事がアバウトですが

見た目だけで解ります。

 

そこで計算で確かめる前に原始的な方法↓で確認してみますと・・

サシガネ(基本技能)?裏目?丸目?円周?.JPG

確かに約24㎝辺りを示しています。↑

しかし、とてもアナログな調べ方ですね。

 

※余談ですが

そんな二重手間で不正確な数値で見当しか付かないなら・・

「とにかく電卓で計算しろよ!その方が正確で速い!」

・・との御意見が御覧頂いています大人以外に小学生からも

指摘が無数にあろうかとは思います。(^_^;)

 

何十年の経験者、熟練者など古参の方々も現場では、いまだに、

これに対処するにはサシガネの現物を当てて採用を主力の方は居られます。

 

もちろん他の事でアナログ的な見せ処、役割処など売りネタが多数ある事や、

「数式を用いて電卓で計算しろよ!その方が正確で速い!」

などと出来る人が出来ない人に諭したくても、そこは・・

御互いに「誰だって出来ない事や弱点、欠点、過ちは有るでしょう?」

(御互いに触れないようにしませんか?)でお馴染みの

グレーゾーンで有り、触れてはならないタブーの領域として守られがちです。

よって、こんな事は自分から必要とする為に聞いてくる人には伝わりますが

好みもしない人に知っている人が知識をひけらかす用にはならず

スキルなどの向上には限界と分けれ道となる明確な事情が有ります。

※本題に戻ります。

 

例えばの応用例としては・・

 

サシガネが無い時や基準となる直線ラインが全く無い

変形状の板材(材種はなんでも可)などから

直角を含む長方形の必要サイズに切断したり

サシガネが無意味な広い敷地などに

直角ラインを印したり位置決めをする場合は・・

もっとアナログな手法が有ります。

 

ヒモで直角作り例.png

伸び縮みの少ない長いロープや糸があれば

容易に直角の位置出しは可能です。

 

多分、大昔の人は当たり前に活用し、

なんでも無い事かも知れませんね。

 

 

ヒモで直角作り例?.png

こんな事は巻尺と計算機でないと広い敷地などは

ヒモやロープでは無理が有りますが

変形した敷地の境界ギリギリに接するには

何坪ほどの角型の建物が建つか?は推測可能です。

 

PB板や合板などの規格サイズでは無く周辺が不規則に壊れた

残材から角型さで、どの程度の最大サイズが取れそうか?は

推測が可能ですが・・他にも色々手法がありそうです。

 

ヒモで直角作り例?.png

自分が思っているだけの、やりかたが、すべてでは無いので

他からの気付きや勉強は常に必要となりますし、

それでも知らない事の方が断然多いはず。

 

ヒモで直角作り例?.png

以上は原始的なアナログ手法です。

 

近年ではトランシットやレーザーなど光学機器以外にも

PC関係では予想もつかない機能を持ち備えた器材が存在しています。

 

その点、昔ながらのアナログ手法は・・どう見ても・・ダサイですネ。

しかし、これらも[守・破・離]の[守]らしき部分で古来から、

伝わって、いまだに必要な機会は続いています。

 

以上は、すでに当たり前かと思われる内容ですが私が誤った解釈をしている所が

有るかも知れず信憑性は解りませんので興味の有る方は

御自身で確かな専門書、文献、情報で照合、確認をして下さい。

 

次のページ内容もお楽しみに。


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