道路側の重たい側溝の蓋を外したい時が有ります。
専用の特殊工具が無い時に最低限の物を利用して試した事例です。
45角の米松下地材の2m物(タルキや根太材など)と
荷造り用ベルトと大バールやクランプ二本と
アルミ脚立が有れば10㎝厚さでも、条件次第では外せます。
画像のように片棒を担ぐ↓ブロック塀が有り
直接負荷を掛けても良い場合にテコの原理を利用。
最初に蓋の隙間にビッシリと埋まっている土や砂粒など目詰まり物を
大バールを穴に入れてテコ使いで縦横に動かしたり
曲がり部分を蓋の中に入れ込み蓋の裏に引っ掛けて
上にコツンコツンと叩上げて振動を与えると目詰まりの縁が切れます。
この時に振動や上に持ち上げた時に1~2㎜など
僅かでも上に動けば可能性が有ります。
しかし厚さが10㎝ほど有れば、斜めにする事が出来にくい重い物を
すんなり、そのまま上に10㎝もズラし外すのは困難。
45㎜角以上の、しっかりした木材をブロック塀の上に乗せ
片方は90㎝のアルミ脚立を伸ばした上の方に乗せ橋渡しにします。
側溝の蓋には画像のようなクランプを二本穴から入れて蓋に固定します。
それに荷造り用ベルトなどを引っ掛けて先ほどの折れない程度の木材に引っ掛けます。
画像では支点と作用点や力点の位置が1:3.7程度の比率になっています。
この程度ならテコの原理でギリギリ持ち上げられます。
用具も曲がったり材木は多少、湾曲し折れる事もありますが
荷重100㎏ほどが可能なベルトなら千切れたりしない耐久限界ギリギリです。
ブロック塀が無い時は脚立をもう一台、用意したり
車のジャッキが1~2台あれば低い位置での橋渡しで同じ事が可能。
ジャッキが1台の場合は片方にレンガやブロックを置き
木材の橋渡しで位置が低いだけで理論的には似たような事が可能です。
ジャッキの方が持ち上げる時の人力は少なくなり橋渡し木材も短くて済みます。
※その他にも、たぶん色々なアイディアはたくさん有ると思います。
次の事例もお楽しみに。