前ページからの続きです。
いよいよユニットバスの取付となります。
本体の組み込みまでは外壁のラス下地板を張らずに
間柱も外して出入り口として開けておくのが
施工手順としては能率が良くなります。
これはカウンター部分に取り付く各、水栓器具の裏側部分。
それぞれの給水、給湯へ配管セットで接続してから
組み込みます。
この部分は浴槽への落し込みと洗い場の
水栓器具に関する接続のみです。
この機器はタカラスタンダード品です。
タカラ品で最大の良さは下部土台フレームがステンレス。
当時は他メーカーと比較すればかなり信頼性が有り
御客様へは唯一の御勧め品でした。
浴槽への追い焚き循環配管は別系統となります。
ユニットバスは床部分を先に据えてから
奥の壁パネルから順に組立ます。
最近のタイプは他のメーカー共々、グレードや
納まり配管方法なども、かなり変わりつつあります。
これらの仕様や施工手順や詳細な納まり部分は
日進月歩で何年か前までの類似体験が
この先、いつでもや未来永劫に続き
100%通用するとは限りません。
過去の経験知などにより70~80%の自信を持って
30~20%は知ったかぶりや成り行きで関わると
曖昧だった30~20%部分の中でさらに僅かの原因で
ミス・大失敗となり80~100%近くの売り物にならず
二台目の商品調達と二回目の施工コストの投入で
大赤字!・・などと成り得ます。
そんな実害を被らないためや損害リスク回避策が必要となります。
床ユニットの据付が配管も絡み脱衣場の床高さや
窓、出入り口との位置など
決め所が集中しておりますので、かなり重要部分です。
これは壁パネルの外側で既存の古壁が残った部分との隙間付近。
空間は既存建物の転びが無ければ約3㎝ほど空くのが
せま過ぎず広過ぎずの理想。
それ以上は無駄な空間となります。
タカラ品はたしか2㎝単位ほどでオーダーできるはず。
隙間が3㎝以下なら転びの逃げ寸法足らずの恐れが有り
床平面の寸法では本体が入る予定でも
未調査のまま土間付近の下部だけの寸法確認だけでは
ユニットバスが組み上がり立体物になった時に既存建物の
転び度合いによれば上部が転びに当たり障害となり
納まらない時があります。
最初から既存建物に大きな転びが有るか?否か?は
立体物を納める為の十分な調査が必要です。
これは天井パネルの上部分です。
換気扇の本体が天井付けなので高さが少し屋根組材と
干渉しましたが、僅かだったので削り取りで解決しましたが、
これは事前調査が必要だったミスの事例です。
ユニットバス本体だけの仕上がり寸法だけではなく、
換気扇などオプションの外形サイズを含めた
納まり確認も重要となります。
次に進みます。