簡易水洗トイレの和風タイプを腰掛けタイプに
改造する事例です。
取替え理由は、しゃがみ込み体勢が御客様の足腰負担が
苦痛になった為らしいのと、
長年使用の便器の汚水導入開閉フラッパーの
操作不調が多くなった為です。
そして暖房便座も欲しいとの事なので専用電源が近場に無いので
配線の増設が必要。
紙巻き器の位置も変更し給水管の接続位置も改造が必要。
問題は汚水導入配管の位置変更が重要な施工内容となります。
隅付けロータンクは撤去の予定ですが裏側の腰壁タイルに
大きな傷がなければ良いのですが
外して見なければ最初は解りません。
固定用の太いビス穴などのキズは多少出ますが
普通は裏側にもタイルは張り込んでいるはずです。
そもそも汲取り便漕が下に有りそれに導入されていますので
便漕内に落下しない様に厳重注意です。
ダメな異物が便漕内に混入すると汲取り業者は
吸引装置のポンプが故障するので
汲取りを拒否されますし機器が故障した場合は
高額、賠償を請求されます。
汲取り便漕への解体物、異物混入は常に
施工者への責任を伴います。
解体撤去後に汚水導入配管の移変も終えて土間タイルの
キズ跡も速乾カラーモルタルで補修し解体撤去の当日に
下地作りも終え、新たな腰掛け簡易水洗便器を取付します。
事前準備、段取りが適切で予測通り順調良く進展すれば
当日に悪くても便器の仮設が可能です。
成り行き次第のゆったりペースや諸条件が異なれば
2~3日を要する、ヘタすると予測が大きく変化する施工分類です。
すべて完成できなくても、できるだけ当日に仮設でも
便器の取付してトイレ使用できるように進めます。
備品の取付や細かい掃除などは翌日に持ち越しでも可能です。
要は当日トイレ使用可能が狙い。
この突貫ペースの工程が無理な条件なら
仮設臨時トイレの設置をして施工しなければなりません。
壁面などトイレ室内は清掃前でヨゴレも残り
仕上り直前の画像なのですが今回は、これで終了します。