建具と言っても流し台の建具金物修理です。
埋め込み金具で樹脂の部分が経年劣化で破損し
同じ物が調達不能。
そこで近年のフラッシュ建具用に頻繁に使われている
埋め込み用の引き手金物を代用します。
大きさは代用可能でしたが僅かに底付きになるので
ノミで底の掘り足し加工をして補修。
トリマー工具にストレートビットを取り付けて電動工具で
底取り加工すれば楽で早いですが切りくずが現場に飛散してまい
大変な事になるので建具を外す訳にいかずノミの手作業です。
建具の素材はホモゲンホルツの圧縮下地材なので
脆く不安定なので裏抜けミスに注意。
この底さらえ取りがポイントです。
材質と刃物の種類によって要領や切れ味は異なりますので
体感での体験練習はしておくのが有効です。
コーキング接着と小釘の横止めで、ほとんど
純正と変わらない納まりで、すべて取替え完了。
下図は撮影角度が悪かったために編集加工で
斜め端がカットされています。
出っ張りの有る取っ手タイプなら代用品はたくさんありますが、
埋め込みタイプはサイズや納まり形状や埋め込み条件で
限定は、ありますが、参考までにアップしました。