普通の壁付け換気扇をレンジフードに取替えする事例です。
壁面や天井に汚れが付くのでレンジフードを
付けてほしいとの事です。
現況では、まずスペースを計り既製品寸法との
適合を確認します。
下図は編集加工で斜め端がカットされています。
計測の結果、現状では吊り戸棚との空き寸法が狭く
60㎝の既製品サイズが入らない。
一番、簡単なのは、このままでステンレスフードの
外箱を作れば容易ですが・・
しかし換気扇の掃除が大変で古い換気扇が
いつまで持つかも?不安です。
吊り戸棚を横寄せ移動してから規格サイズの
レンジフードを取付ることに決定。
シロッコファン式レンジフード本体からの排気納まりは、
ほとんどこのようにダクトで接続します。
排気方向が後ろ出しか?上向きか?側面か?の3パターン。
この条件だけ注意して商品は発注します。
本体の取付前に排気金物とアルミダクトは
アルミテープで先行接続するのがやり易い手順。
吊り戸棚の巾寄せ後は壁面と天井面に
キズ跡が残りますが
新たなレンジフードで、ほとんど隠れます。
既存の古い換気扇を外して木枠はそのままで
新規のレンジフード本体の取り付け。
タカラの製品で中級クラスのタイプです。
問題は取付の高さは標準では床面から180㎝前後が普通です。
コンロに近く低い方が換気効率は良いです。
しかし背の高い人は頭を、ぶつけたり威圧感も有り
天井付近も大きな隙が出来ます。
御客様の希望で上の方へ付けてほしいとの事で
操作スイッチの位置が高過ぎるので特別に改造しました。
壁面の石膏ボードを切り抜き操作パネルの位置を
操作しやすい位置に変更します。
次に続く。