とても古く安全性に問題がある賃貸物件の浴槽取替え事例です。
すぐにでも建物を取り壊し建て替えを望むオーナー様ですが
僅かな入居者様と合意できず現状維持をしています。
浴室は据置タイプのポリ浴槽でひび割れの為、取替えしました。
土間へ直乗せなので全エプロンタイプとなります。
取替前の画像は不明の為パスしました。
周りの状況で古い浴槽はイメージ願います。
下図は取り換えた後です。
下図は編集加工で斜め端がカットされています。
袖が僅かにコンクリートで補修する必要が有りますが、
当然、そんな予算は掛けられず現状維持です。
給水配管の位置にも無理が有りますが、ポリ浴槽の縁を
一部切断して納める禁じ手の加工で無理やり納める事となりました。
下図のように切り欠き込みしましたが通常は、
絶対に、こんな事はできません。
近々取り壊す建物で古い物は危険なので
安全策の為に施す例外施工です。
2管式、ガス釜の循環パイプを取付後に接続後の
水漏れテストを実施しています。
上の穴が隠れる程度の水を溜めて時間待ちしてから
接続不良での水漏れの有無を判断します。
簡易対処でも、なんとか納まり使用可能となりました。
後日談ですが、この物件は2~3年後に取り壊され
立派なマンションに姿を変えました。
この内容なら道具さえ使用出来れば誰でも可能です。