前ページからの続きです。
配筋は車輌の通過は無く歩行用なので
6×@150のメッシュ筋で簡易仕様。
コンクリートの厚さが薄いので、この程度が妥当です。
D10㎜の異形鉄筋では太過ぎて配管の上などコンクリート被り厚さが
不足気味の付近は、むしろ弱くなります。
被り厚さが少なくコンクリートのセメント配合率が少ないと
防水効果が少なく地盤の湿気などで鉄筋が錆びやすく、
必要以上に太過ぎると別の支障をきたします。
錆びると酸化膨張しコンクリートが自爆割れとなれます。
時々、思惑違いで手持ちに太い鉄骨などがあれば
強度の為に入れよう思いがちですが
コンクリートの厚さに応じた太さの鉄筋でないと
鉄筋コンクリートの強度は発揮しないそうです。
生コンの打設は道路縁なので直打ちできますが
シューターで流しながら打設が有利。
とてもやり易い現場位置ですが交通の妨げだけは常に注意が必要。
生コンを薄い厚さで打設時の骨材は、なるべく小さいのが均しやすい。
セメント系の素材は、やはり時間との勝負。
生コンの発注規格例とすれば強度200前後・スランプ(軟らかさ)180前後で
骨材寸法20程度が標準かも知れません。
強度を優先にして作業性と経済性で配合率は選択します。
ちなみに強度180~200は1㎝四方のコンクリート面積に対して
180~200㎏の圧縮力を掛けても持ちこたえる硬さで
スランプ(軟らかさ)180とは深さ30cmのバケツに生コンを入れて
さかさまに溢すと生コンの盛り上げ高さが18cmヘタリ下がる
軟らかさの配合だったと思います。
詳しくは他のサイトで確認して下さい、このサイト情報の
正確さは100%では有りません。(^_^;)
生コン打設と粗均しは短時間で早くが基本です。
中均しと陥没ヶ所の追い足し塗りや粗均しは
一時間程度の待ち時間が必要。
その後にコテ均し仕上は2時間後頃まで
水の引きを見て、さらに時間待ち。
コテ押えや刷毛引き仕上は、さらに3時間後頃まで気長に待機。
片付けや掃除など休憩を挟みながら時間調整をします。
最初に手早いスピードと後は気長に待つタイミングが
必要な面白いアナログ作業です。
多能工・職の場合は、この待機、待ち時間を利用して
他の作業を兼務する事が有ります。
以上でこの件は終了します。