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天井修理(吸音テックス)雨洩り絡み

今回も失敗例を含んだ貴重な実例を御紹介、致します。

 

洋風の天井仕上げ材の名称として吸音テックスと

昔は呼ばれる材料が有ります。

 

大きさは60.6㎝×30.3㎝の規格サイズで厚みは

約9~12㎜と接続方法など詳細は様々です。

 

素材は解りやすく言えば簡単に手で千切ったり

折ったりできるダンボールを圧縮したり

食べ物で言えばウェハースやビスケットのように

モロイ素材が多いです。

 

その吸音テックス天井材が一部、剝れているとの事で

緊急修理となりました。

 

とりあえず下見すると・・↓こんな状況でビックリ!

三回目の惨状

実は・・この現場は何ヶ月か前に同じ場所で問題が発生し

対処したばかりだったのです。

 

その時の修理前が、こんな状況で天井の一部が膨らんで

放置すれば剝れる直前でした。

 

この天井は、そもそも何年も前に、もっと古い吸音テックスが

剝れかかっており私自身が古い物を剥し

新しい物に張り替えた経緯が有ります。

 

その時の状況は古い瓦棒板金屋根から雨洩りした為に

屋根板金は他の業者で新たに張替したらしく

二度と屋根からの雨洩りはしないとの事で

古い天井を張り替えたのです。

 

それなのに二度目の対処は一部が膨らみましたので

張替時に接着不良になる当方の施工ミスなのか?

責任を感じながら一部だけ補修をしました。

二回目の膨れ状態

天井板が膨れて下がるのは良くある原因としては、

なにかの目的で要領を得ない人が天井裏に上がり

変な所に体重がかかると一部が膨れて垂れ下がります。

 

変な例えでは家族の誰かが見られてはマズイ物を

なんとかして天井裏に上がり隠す事は誰しも想像がつくかも?

 

又は二階の床が抜けて天井の吊り木などを押し下げて

一階の天井板を押し下げるのもあり得ます。

 

二階の床も確認した上での二回目の対処では

解決したと思っていました。・・が

 

しかし・・近年中に今回で三度目の対処となります。

 

こうなると見立てが悪かったらしい事に気づきますし、

最近では台風の通過が有ったので

剝れたサンプルを触ると、まだ湿り気が有り

即、雨洩りの原因が絡んでいる確信を得ました。

 

剝れた天井の位置は二階では部屋内と外壁との

境目でも有りました。

 

悪かった瓦棒板金屋根は新しく葺き替えているので以前に

二階から屋根を見て判断したときは漏るはずがないと思い込み

雨洩りの疑いを先に省いてしまいました。

 

屋根は葺き替えしいるから大丈夫なはずとの先入観が

見立てを甘くしてしまったようです。

 

今回改めて調査する時は安全な二階の窓越しに

室内から一階の屋根だけ見るのではなく

 

問題なしと見た新しい瓦棒板金屋根に上がり

外から二階の外壁を観察すると↓・・

明らかな雨洩り原因

有りました!明らかな雨洩り原因↑の外壁キレツ。

 

以降は雨洩りを塞ぐコーキング補修で対処する工程を優先して進めます。

 

・・続く。