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床の根太組途中で各種配管を実施するのが無駄無しです。
後からや、先行し過ぎて実施する配管は大工業務と配管設備業務が
別担当なら、お互いに効率が悪くなってしまう事が多いです。
別々の担当作業になる場合で大工作業を先行する場合は
根太下地などは仮止めが無難です。
配管時には木下地が有った方が固定時には必要な時と
配管に邪魔で外す必要もあります。
逆に先に配管を先行されてしまうと狭い部分では木下地が配管に干渉して
強度や納まりに、とても都合が悪くなる場合が生じます。
木下地は決めたい場所で仮付けが相互にベストです。
こんな現場の小規模で専門分野が混在する場合は多能工が断然、
色々な面で有利となります。
給水管には、この後、保温カバーも取り付けてから塞ぎます。
根太間隔は一部ピッチが粗いですが12㎜の合板を捨て張りして
二重張りになるのでトイレの床なら、これで十分です。
床下にはスタイロの断熱材も入れます。
断熱仕様は、かなり簡素な内容です。
床仕上げは標準的なフロアーパネル仕上としました。
トイレの床工事で重要な事は汚水管や雑排水管又は給水管など
塩ビ樹脂管の貫通部分は
隙間をあけて床材と接触させない事です。
後で配管の固い樹脂と木材の突き当り部分が擦れてギシギシと
不快な音で床鳴りの原因となります。
隙間が気になる場合はシリコンコーキングやゴム系のテープなどで
隙間を塞ぐ事で十分です。
似たような事で床板が敷居に突き当たる場合も上下の動き止めが無いままで
突き付けると体重が掛かった時のタワミで同じくキシミ音が発生します。
この場合は敷居と床板が見える場合はスキマを開ける訳には
いかないので補強や接着剤で補います。
次は天井下地へと進みます。