前ページからの続きです。
末端の会所枡がオーバーフローで逆勾配だった高さを
改善修理してから今度は内部の会所枡を補修します。
何ヶ所か有りますが水下から順番に着手。
ここからは良く有るパターンで対処は定例化しています。
まずは底に溜まったヘドロの除去からですが、
この作業が、とても嫌悪感がある内容です。
この作業では、水が抜ける土のう袋をバケツに入れてから
ヘドロを袋に入れるのが良い手順。
最初のヘドロは水分を多量に含み後の処分が、とても面倒です。
土のう袋に入れた状態でヘドロを入れておけばバケツから
袋を取り出すと泥水だけがバケツに抜け落ちて
水気が少なくなった物が土のう袋に残り、
水分とは別になり、とても軽くなり水垂れが減ります。
長く放置しておけば水分は完全に土のう袋から抜けて
乾燥状態にもなります。
既存の排水管まわりを良く見ると、いつものように
隙間が大きく欠損しています。
これでは排水が敷地内に垂れ流しで地盤沈下や
衛生上も良くありません。
会所枡の内側だけからのモルタル補修では無く
出来る限り外側からも土を掘り広げて外からも
モルタルを詰め込めば安心。
違う排水で違う角度からの会所枡ですが・・
外側を掘り下げて穴が見える所が有ればモルタルを詰め込み補修。
補修用のモルタルは配合割合や硬化時間にも配慮しましょう。
短時間で終えたい場合は急結モルタルを使用して補修すれば
短時間で落ち着きます。
硬化してしまう作業時間の猶予範囲は30分~1時間程度の
急結剤の配合割合が、やりやすいです。
配合割合と使用可能時間の目安は急結剤の容器に
表示されています。
底も割れたり抜けている場合は
モルタル補修して完了。
会所枡の底打ちのモルタルは多少軟らかくても
ダレ下がりにはならないので使用可能です。
水の中でもセメントは流れない限り自然に硬化します。
壁面の穴あき部分の詰め込みモルタルは早く硬化する必要が有り
底打ちモルタルは遅くても可。
次の場所に続く。