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排水改良1−3(よくある会所枡の穴あき補修の例)

前ページからの続きです。


末端の会所枡がオーバーフローで逆勾配だった高さを

改善修理してから今度は内部の会所枡を補修します。

何ヶ所か有りますが水下から順番に着手。

 

ここからは良く有るパターンで対処は定例化しています。

まずは底に溜まったヘドロの除去からですが、

この作業が、とても嫌悪感がある内容です。

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この作業では、水が抜ける土のう袋をバケツに入れてから

ヘドロを袋に入れるのが良い手順。

最初のヘドロは水分を多量に含み後の処分が、とても面倒です。

土のう袋に入れた状態でヘドロを入れておけばバケツから

袋を取り出すと泥水だけがバケツに抜け落ちて
水気が少なくなった物が土のう袋に残り、

水分とは別になり、とても軽くなり水垂れが減ります。

長く放置しておけば水分は完全に土のう袋から抜けて

乾燥状態にもなります。
 

既存の排水管まわりを良く見ると、いつものように

隙間が大きく欠損しています。

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これでは排水が敷地内に垂れ流しで地盤沈下

衛生上も良くありません。

会所枡の内側だけからのモルタル補修では無く
出来る限り外側からも土を掘り広げて外からも

モルタルを詰め込めば安心。

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違う排水で違う角度からの会所枡ですが・・

外側を掘り下げて穴が見える所が有ればモルタルを詰め込み補修。

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補修用のモルタルは配合割合や硬化時間にも配慮しましょう。

短時間で終えたい場合は急結モルタルを使用して補修すれば

短時間で落ち着きます。

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硬化してしまう作業時間の猶予範囲は30分~1時間程度の

急結剤の配合割合が、やりやすいです。

配合割合と使用可能時間の目安は急結剤の容器に

表示されています。

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底も割れたり抜けている場合は

モルタル補修して完了。

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会所枡の底打ちのモルタルは多少軟らかくても

ダレ下がりにはならないので使用可能です。

水の中でもセメントは流れない限り自然に硬化します。

壁面の穴あき部分の詰め込みモルタルは早く硬化する必要が有り

底打ちモルタルは遅くても可。

次の場所に続く。