水漏れの心配が有るとの事で調査しましたが・・
未解決になった事例です。
これは判断力・知識・・などの見立て不足で
失敗策の部類かも知れませんので参考にはなりません!
外部の通路で外壁の基礎に白い粉吹き状態が気になるとの事です。
コンクリートには良く起きる白化現象
(エフロレッセンス)かと思います。
水漏れなど長期間に渡り湿気が続くと現れます。
この程度なら、ハッキリした重大な問題に及ぶか?
対した事にはならないか?・・どこでもよく見かけます。
念の為に、さっそく土間コンクリートをハツリ調べました。
場所は浴室や洗面、トイレなどの水廻りで配管からの漏れを
予測しましたが・・漏れ無し!
多分、地盤への湿気などでコンクリート基礎のアルカリ成分が
自然に出た現象かも知れません。
敷地の立地条件が山手なので雨水や水脈など
地盤の湿気影響かも知れませんが
未だに原因不明で、めずらしく対処打ち切りになった事例です。
浴室内の浴槽、下部の排水不良や給水接続不良による湿気か?、
コンクリート基礎、自体のアルカリ反応の可能性が強い為の
原因か?もとの推測までで、唯一の未解決案件。
後から、よくよく考えると、この場所には汲み取り便槽が
直下に埋設しています。
便槽の埋込場所は当初は掘った後に埋め戻し土を入れてから
表面にコンクリート土間で塞いでいます。
長年の経過後には便槽周りに埋め込んでいた土は沈み空洞が発生し
表面をコンクリート土間で塞いでいない土の地盤のままは
周囲が陥没している光景を良く目にします。
見えていれば陥没場所には随時、土を埋めて補修します。
この現場のように表面をコンクリート土間で塞いでいる
基礎のベース下付近は空洞で山など敷地より外の高い地盤から
自然に浸透する地下水など色々な原因で
水溜まりの可能性が有ります。
その湿気の影響を受けた白化現象(エフロレッセンス)かと
思いますが・・不明です。
実はこのページ前にアップしている排水の穴あき補修した案件が
同じ現場なのにアップ順番が前後しました。
それから推測すると、この案件に関わった時は原因不明でしたが
何年か後に対処した排水の穴あき補修、後半での
原因位置↓が重なる範囲が有りましたので、
それが原因だったのではないか?・・と推測しました。
今では有力な推測だと思っています。
近くに小高い里山などが有る現場の敷地や屋根などでは
自然環境の影響を色々と受けやすいはずです。