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解体の後は排水配管の位置変え。
ユニットバスの排水接続は、ほとんどのメーカーが
入り口の反対側の隅付近に既存から接続して立ち上げて、
いれば納まる事になっていました。
近年では隅ではなく所定の排水接続位置が製品ごとに
指定されていますので注意。
基礎の内側は、ほとんど空間となり給水、給湯、排水などの
配管スペースとなります。
いつもユニットバスで気になるのは各種配管の
水漏れトラブルの時に、いかに早く発見できるか?です。
濾水状況が一目で解るようにベタ基礎コンクリートを
多少の勾配で外部方向へ水捌け傾斜として基礎に
ドレン穴を設けて置くのは御勧め。
普段はキャップ栓をしておき、何年か置きにキャップを外して
水漏れを調べるのは得策です。
上の画像のように土台が埋め戻しの土やガレキに埋まり
防腐処理をしていなかった為に、かなり腐食気味です。
幸い表面だけの痛みだったので防腐処理をした程度で
取替えする必要はなかったです。
給水管や給湯配管は既存のままで再利用し接続付近だけ
継ぎ手の交換で終えました。
ユニットバス本体はタカラのエメロードと言うタイプが
普及していた頃の商品です。
ごく一般的なグレードのタイプで価格と品質では
御客様には満足感で人気がありました。
当時のタカラ製品は唯一、ステンレス土台を横置き敷きの
納まりなので信頼性も大きかったのです。
古いユニットバスがFRP製でアジャストボルトの一点支持で
本体を支えていた製品が、ほとんどで一点支持の部分に負荷が掛かり
FRP製の床が盛り上がり、ひび割れしたり
床下のアジャストボルトは錆びて朽ち果てそうな物を
マンションの現場でたくさん見ました。
タカラの製品は鋼板ホーロなので防サビ処置の難点が過去は、
かなり有りましたが最近は品質と施工規定が、
かなり向上しているようで安心感が増しています。
次に続く。