とても古いスチール門扉が壊れたので取替です。
スチール門扉は古いタイプで、とてもシンプルです。
しかし一旦、錆びだすと内部からも錆びるので腐食が止まりません。
本体はダメでも門柱に埋め込まれている持ち出しヒンジは
使える時と無理な場合と様々です。
ヒンジが鉄製でも意外と再利用が可能の事が多いので、
いきなり切断せず再利用の可能性と納まりを確かめましょう。
一番、安価なタイプのアルミ門扉で良いからとの事で
普及品タイプで取り換えました。↓
ヒンジの位置が合わない時には多少なら歪めて
調整が可能な場合が有ります。
どうしても門扉の巾が広過ぎる場合はアルミ門扉の
横フレームの片方を外して切断加工して組み直し
現場に合わす事が可能の場合も多く有ります。
しかし近年の量販品はビス止めではなく
簡単にプレス加工してあるのは困難になります。
両開き門扉の取付直後は召し合わせの調整で上の隙を
下よりは1~3㎜ほど開き気味で仕上げておけば
数日後には門扉の重さによっては自然に垂れ下がり
上の隙間が迫ってきますので丁度、良くなります。
重量が重い門扉ほど、この影響は大きくなります。
アルミ支柱を独立で埋込建ての場合も同じく下がり代を見込んで、
アルミ支柱の転びを垂直ではなく、門扉本体の重さと
地盤の固さにもよりますが3~10ワザと㎜ほど
わざと反対側に倒し気味にし負荷が掛かれば変化します。
吊元側のヒンジの首が長い場合は門扉の自重で垂れ下がり
上が突き当たり門扉が閉まりにくくなります。
そんな場合は固定されている落とし棒のロックを外し
両開きして門扉の上部にカマボコ板や布か段ボールなど
を挟み、ゆっくりと閉めて埋込ヒンジの首が
外に歪み曲がるように突っ張り外へ押し広げます。
何度かに分けて、ゆっくりと押し広げますと
簡単に隙間が回復される事が多いです。
あまり急激にやり過ぎるとヒンジや門柱が破損する事が
ありますので、かならず成功するとは限りません。
あくまでも自己責任で御願いします。
地盤沈下などで門柱自体が倒壊している場合は無理なので
そんな場合は門扉の横フレームを切断するなど現況に合わせて
建付け調整が必要だったりヒンジ金物が自在に調整できるタイプなら、
もっと簡単に修正が可能なので無理に突っ張らないで下さい。