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縁側の雨漏り03目スカシ天井板の張替え

前ページからの続きです。

 

縁側の雨漏り原因調査と有力な防水処置は終えたので

調査の為、最小限に切断開口した状態は防水効果が不明なら、

部分的な補修にするか?

雨洩りの浸み跡が多いので全体を目スカシ天井板で張替えか?

の選択です。

雨洩り修理08.JPG

対処の効果は有るはずで、たとえ不十分だとしても

今よりはマシなはず。

 

よって、開口した一部だけ補修ではなく

全面張替えする事になりましたので解体です。

 

重要なのは、やはり廻り縁に無用な衝撃を与えず

塗り壁との縁切れを防止します。

 

天井板を剥ぎ取るのに無理に上に浮かせ過ぎず・・

残った釘を抜くのに下にバールを打ち込み過ぎない事。

 

無理な解体はしない繊細な配慮が必要です。

 

それには、どんな因果簡易となるのか?

 

失敗例の現実例を知りその回避策をマスターするのがベスト。

 

下手な対処の結果とは、どうなるのか?

 

どんな実害が有り、どんな責任に及ぶのか?

 

リアルな具体例に、さも経験したか?のような

記憶と体感に残る事前体験が有効となります。

縁側天井張替え01剥がし後.JPG

まずは張り始めからスタートです。

 

当然、最後の納まりがどの程度の位置や

残りの板巾になるか?などは予測済で着手します。

 

成り行き任せでいきなり張り始めたら

最後は偶然、事なきを得るか?

必然的に失敗するなど想定リスクに何れは遭遇します。

 

もし失敗になったらどうなるか?どんな影響に及ぶか?

その為の回避策はどんなパターンが有るか?

などがノウハウとなります。

 

この天井張替えに限らず様々な対応種別にも同様に

リスク回避策は定例化されています。

縁側天井張替え02張り始め.JPG

厳密に言えばどちらから張り始め、どこで張り逃げするか?

 

均等割りせずに見え掛かり付近を一枚物で張り始め

見返しなど影響の無い所で半端を入れるか?

 

杢目はどちらに向けるか?方向性をそろえるか?

むしろ、わざとアンバランスにし平均化するか?

 

など、御客様や責任者さんの好みに合わせる必要が有ります。

 

この辺りで意思の疎通が欠けて問題となる事も有り、

逆に、なんでも無く事が終える場合も多く有ります。

 

前の事例では自分の独断で判断し問題なかったので

今回も事前確認せず実施した・・と言うのは危険です。

 

熟練者にも、ありがちなパターンで、知らぬ間に

意思の疎通が欠けて最初の頃は有ったはずの

プロ意識なども、示せていたはずの責任感や

費用対効果の期待値、信性、存在価値などが

誰しも徐々に希薄になり徐々に失われかちです。

縁側天井張替え03中間付近.JPG

最後の仕上げとなりましたが今後に懸念される排水付近の

トラブル点検や処置の為と天井板の張り終いの逃げ場所としても

点検口ハッチを取り付けました。

縁側天井張替え04点検口付近.JPG

御客様は長年による天井の浸み跡が無くなり綺麗になったので、

とても喜ばれました。