ある事業所の外部男子用トイレの自由扉調整事例です。
場所がオープンスペースで解放状態でしたが小便器が丸見えなので
昔に当方で製作取付した扉のアフターサービス対処です。
アルミバー材と複合パネルで別注製作した物で
チョウバンは外部なのでステン自由チョウバン。
大きな不具合は長年経過後に扉が転び気味状態です。
下の画像では自由チョウバンの引き付けバネが緩くなり
頭がダレて上部が開いています。
不具合は接続仕口が固定不良でズレ気味も別にありました。
これはフレームを組み直しビス止めの改良で簡単に解決しました。
問題は扉自体の転び直し。
これはステン自由チョウバンの内蔵バネを調整で増し締めが必要。
ヒンジの左右にに内臓バネが有り左右の強弱で内開きと
外開きの停止位置を調整します。
操作はヒンジの上下、端にピン穴が多数有り細いが硬く強いピン状の
差し込み工具で回転させながらピン位置を仮止めしながら
バネの強弱を確認しながら回転、引き付け調整します。
チョウバンの上部は引っ張り応力が働くので
バネの利かしは強めが必要。
内臓バネの調整限界と扉本体の重量で転び調整の限界があります。
この理由から自由チョウバンの上下固定位置は、
なるべく離して縦長さを保つのが有利で
逆に間隔が短くなると機能的に引き付け力は不利となります。
そして雨曝しの外部使用は防水不良による内臓バネ類が
劣化で弱くなるかも知れません。
以上で参考の為にアップしてみました。