古いタイル流しからシステムキッチンに取替した事例です。
かなり古い台所を改装する事になり、まずはモルタル下地に
タイル仕上げの流し台ですが、まさに絶滅危惧種の納まりで、
壊すのは簡単ですが、とてもアナログ作品です。
見方を変えればアンティーク品なので若い人には
オシャレに映るかも知れませんね。
右側のコンロ付近です。
お年寄りが長らく大切に使われたと思うと壊すにも少し
手加減したくなります。
しかし思い切りやらないとビクともしない所や脆くも崩れ去ったり
・・はかない所も有ります。
古い流し台を外して傷んだ床面と内壁面の腰回りです。
かなり痛みが多く補強が必要。
古い建物の台所改造工事の前は、こんな解体後の姿は
当然予測しておく必要が有ります。
要点はガス配管が室内の内壁に露出になっているのは
そのまま隠ぺいすると色々な問題が起きると困るのでガス配管は
新規に遣り替えてコースを外注で替えて貰います。
床下からの配管に変更して貰います。
当然ガス台の納まりを把握した位置でガス工事専門に
外注する必要が有ります。
ガスや給水、給湯や排水または電源配線などが終えれば
床下地を作り穴を塞ぎます。
配線や給水、給湯、排水の主要配管の位置決めは隠ぺいか?
露出か?を明確に判断して施工。
内壁の下地でガスコンロ付近は石膏ボードや各種不燃材下地が必要。
その他は合板下地にしましたが建築基準法に抵触する現場条件によっては
内装制限に触れて不燃材の必要があります。
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