増改築
かなり古い家屋で倉庫代わりの用途だけで、 使用頻度がほとんどない物件を 有効活用する為に改造した事例です。 古い建物は代々からの権利者や敷地の登記条件で 民事上、又は建築基準法などで建て替えたり解体整理するにも 手続き上では、色々な問題が有りま…
前ページからの続きです。 この画像は施工途中の前半頃の状態で後から壊す予定の 古いプレハブが見えます。 しばらくは残す予定の古いプレハブ小屋を解体する前に 手順前後を承知で外壁を先に作り囲います。 下の画像は↓包み隠した外壁の状態です。 ほとんど…
極端な簡易増築の事例ですが色々な意味でも特例でした。 プライバシー保護のために画像は一部緑色で加工しています。 御客様は素晴らしい方でも有り、それらを含めて、 とても印象に残る関わり方でした。 二階の屋上に建つ全景ですが屋根の軒先納まりが 私の…
前ページからの続きです。 外壁の素材は木目風リブ鉄板仕上。 勝手口の出入り口付近はこんな感じ。 外灯照明器具の位置もギリギリ納まりなんとかセーフ。 建物本体の軒先とダブっていて繋ぎの屋根は不要のようですが このように繋げて一体感を出す方が 納ま…
前ページからの続きです。 箱組下地もほとんど終え表面仕上げ直前で 下地が見えているのが、こんな状態。 角度を変えて仕上げ張り前の姿。 上の画像は収納棚の仕切りも先行して取り付け済み。 下図は扉の下地枠も同じ簡易な組方で製作しました。 屋根仕上は…
前ページからの続きです。 屋根付近の下地組は、こんな感じで とてもシンプルですが屋根勾配の接触面は 斜め落としの加工が得策でビス留めの歪を防げます。 外灯照明器具の高さは御覧のようにギリギリの位置ですが 納まります。 屋根、取り付き付近は塗り壁…
前ページからの続きです。 既存の外灯照明器具の位置が変更になるので 先に外して配線位置は、やり直し。 勝手口上の照明器具も早めに取付直しして施工中でも 使用が可能になり新たに出来る予定の屋根が干渉しそうな位置も 明確になり納まりが徐々に確定され…
物入れ目的で簡易仕様の収納スペースを増設事例です。 大きさや仕切り寸法などは御客様の意向による指定サイズです。 取付位置は、このように外壁に直付けで 勝手口の両サイドに取付予定。 別角度からの施工前の外壁。 構造材は米松の下地材45㎜角材と12㎜合…
前ページからの続きです。 完成後の外壁や屋根の側面は、こんな感じになりました。 裏側の取り合いは、こんな風に。 屋根の取り付き付近の納まりは、こんな具合で 雨洩りの心配はまったく無し。 正面からの全景は、これで完成ですが、 なんとか納まりがつき…
前ページからの続きです。 室内も進み完成状況は、こんな感じになりました。 御客様の御要望で木製の簡単なテーブルを取付。 天板は捻じ込み式の足を外せば内壁面にペタンと 折りたためられます。 別棟への移動は片引き戸の出入り口も有り 今後は雨降りでも…
前ページからの続きです。 外壁下地は不燃材の6㎜厚パルプセメント板を捨て張り。 もっと分厚い下地板を使いたいですが予算の為に妥協。(^_^;) 12㎜の構造合板を柱に直張りして不燃材と焼板の 3重構造が理想ですが予算都合などで2重です。 外壁は全面的に防…
前ページからの続きです。 いよいよ既存の掃き出しサッシを外して 再利用する段階に来ました。 不要になった雨戸板を養生代わりに開口部を塞ぎ、 施工中はゴミ除けとプライバシーや防犯対策。 掃き出しサッシも移動して高さが決定したので、 やっと床組に着…
前ページからの続きです。 外壁は焼板の縦張り仕上になるのでドウブチ下地を 横向きに取り付けてから不燃板を捨て張り。 外回りの工程も進み外壁下地が続きます。 この辺りは工法が色々分かれる所です。 予算が増しても外壁を耐震的にアップするなら 構造合…
前ページからの続きです。 屋根廻りの木工事も終えて外壁付近の下地作り。 掃き出しサッシは既存物を再利用の予定ですが、 まだ外して移設はしていません。 いきなり既存サッシは外さずに外回りを、かなり進めてから 取り外すのが防犯上と施工中の御客様プラ…
前ページからの続きです。 いよいよ建て方です。 既存の外壁に取り付きになり固定しやすいので 安全な手順で組起し、建て起こしが可能です。 ほとんどの既存建物は下部と上部の取り付き部分は 垂直とは限らず様々な転びの可能性が有ります。 その誤差が少な…
小さな増築事例です。 濡れ縁が有る庭先へ広縁の用途で簡易増築の御希望で、 これが施工前の取り付き部分となります。 既存建物への構造に悪影響を及ぼす心配の無い程度の規模と 納まりでプランニング。 予算の関係で基礎や構造は思いきり簡略化となりました…
前ページからの続きです。 いよいよ外部の仕上に進みます。 屋根廻りの納まりは、こんな感じで簡単なカラー板金の平葺き仕上。 屋根板金は仕上寸法を決定して平板から手曲げ加工は 要領さえ解れば可能です。 自作が困難でしたら建築板金屋さんに 曲げ加工ま…
前ページからの続きです。 いよいよ露出部分の箱モノ下地の取付に進みます。 構造は、とてもシンプルで12㎜厚さの合板が主になります。 骨材となる下地木材は米松の45角材を芯材で組立。 側壁パネルとなる内側の合板を最初に既存柱の内面に ビス止めで固定し…
前ページからの続きです。 モルタル外壁を剥がしラス地板も撤去すると、 こんな感じになります。 色々な障害物の可能性は十分に有りましたが・・ 幸い、この壁面には筋違い材は入っていませんでした。 もし入っていても他の壁面で補える建物だったので 大き…
洗面化粧台が有る室内空間が狭くて 使いづらいのでなんとかならないか? の解決を試みた例です。 計画は洗面台の奥行きサイズ位置を変更して 外部へ飛び出した箱型増築のプランです。 洗面台を室内に設置する場合は奥行サイズの影響で 室内スペースをかなり…
前ページからの続きです。 いよいよ最終ページです。 外壁のモルタル下地塗りとして昔はアサギ土を配合した モルタルでしたが今は発泡サンドの下塗り材が主流。 左官工事でモルタル仕上げの要点は各場所に相応しい 埋め込み定規を使用するのが重要。 出隅用…
前ページからの続きです。 今度はトイレに移り床と腰壁は合板下地です。 床は、これに防水シートを張ってメタルラスに モルタル下塗りとしました。 防水的には今後はこの納まりよりも近年では使用され始めた 滑り止め付きの樹脂防水化粧シートが良いかも? …
前ページからの続きです。 ユニットバスの出入り口を兼ねた隣は脱衣場と洗濯場。 現在は木工事で下地作りの段階で後半に入りました。 床は合板下地にCFシートですでに仕上済みで 施工途中なので養生ベニヤを敷いています。 内壁は厚さ12㎜のPB板と合板の…
前ページからの続きです。 ユニットバスもほぼ組み上がり 窓枠や入り口枠を残し仕上前。 窓の開口部は自由で既存窓に合わせて壁面パネルは切断開口。 樹脂製の化粧窓枠を取付前の状態。 ユニットバスの窓際での納まり要点で両端は写真のように 約10㎝以上袖…
前ページからの続きです。 いよいよユニットバスの取付となります。 本体の組み込みまでは外壁のラス下地板を張らずに 間柱も外して出入り口として開けておくのが 施工手順としては能率が良くなります。 これはカウンター部分に取り付く各、水栓器具の裏側部…
前ページからの続きです。 次は水洗トイレの配管状況です。 既存の腰タイル付近は床タイルを撤去して土壁が見えています。 それ以外の残り部分は剥がしません。 床下になっていた部分は、最初から張っていないので 抜けていますが、まったく問題なし。 必要…
前ページからの続きです。 これが建物高さ不足を承知で無理やり取り付けた納まりの 庇屋根下地です。 屋根上の空間が中途半端で高さも不足の中に多少の余裕が有っても 施工不能か困難な条件なので ピタッと接触させる方が納まりが良く強度的にも 直繋ぎする…
前ページからの続きです。 新規のユニットバス予定付近からの既存配管に お湯の系統も仮繋ぎして水漏れテストをしていますので 肝心な所はクリヤー。 外壁の下地も着々と進みますが作業用の出入り口を兼ねた部分を 残して他は下地で塞ぎます。 外壁用のラス…